VOICE

2025年度

ディープテック起業家への招待(学部1-2年生向け・Sセメスター)

講義全体を通して

  • 本講義で得た学びは期待以上で、ビジネス・キャリア・テックなど様々な観点の講義や、高い志を共有する仲間との対話の機会を通して、自分自身を成長させて頂けました。 講義の中でよかった点は、やはりフィールドワークを積極的に推奨していることだと思います。「東大」という肩書きをフルに生かし、社会人の方とお話しするという実践の第一歩を踏み出す手助けをしてくださいます。事業案を作成する中でも、事業創造における一次情報の重要性を痛感させると同時に、自分のアイデアが机上の空論に過ぎないことを突きつけてくれました。
  • 物事の課題を見つめ、分析し、解像度を上げていくプロセス、そして課題解決と提供するソリューションとの間にズレがないかを確認する思考法を深く学ぶことができました。実際に手を動かす中で、課題ドリブンで物事を進める重要性も理解できたと感じています。
  • 自身の研究以外のことにも挑戦したいと思い、本講義を受講した。授業を通して自身が知らなかった分野への理解を深めることができた。途中、私の考えていた事業プランでは現実的に難しいのではと言われた時は困ってしまった。しかし、いろんな企業へのメールでの質問を通して将来的には理論上できる可能性があることがわかった。諦めず挑戦すれば、突破口を見つけられると感じることができた。専門的な内容が多くどうしても伝わりづらい発表になりがちだったのでいかに分かりやすく伝えるか、と言う点に非常に苦労した。結果、以前の私よりはうまく伝えられるようになったと思う。また、他のメンバーの熱心さに非常に刺激を受けることができた。
  • 理系知識を生かした企業には関心があったが、将来起業に関わりたい人の、キャリアの選択肢について知っていることが無く、漠然と不安だけがあったが、実際のスタートアップの代表の方による授業や、BTの方との講義後交流などを通じ、(起業の前段階として)お金をもらいながら博士課程で研究できたり、商社(や外資コンサル)に就職してからスタートアップの世界に戻ってくることができたりと色々な選択肢があることを、リアリティーを持って感じることができた。
  • 様々なリサーチ・FWを通して事業案・進路に活かしました。参考SUを100社調べて業界の動向を掴み、仮説検証のために関連研究室を訪問しました。ありがたいことにそちらの教授が面倒見のいい方で、同じ仮説検証を行う企業や学術セミナーを紹介いただいたり、インターンを始めさせてもらえたりました。他にも授業を通じて同じ学科志望の方とつながったり、海外院進学イベントに参加したり、田中教授から関連研究室を紹介いただいたりしました。紆余曲折ありつつも最終的には自分の進路に資する、かつワクワクする事業案を提出できました。この授業がきっかけで研究×ビジネスの道があることと、積極的に動いて機会を得る重要性を学びました。
  • 授業が始まる以前から考察を行っていた「メンターとしてのAI Agent の可能性とは?」というテーマについて、授業期間中に様々な方に相談したり研究室見学に行ったりすることで、実際の研究テーマへと落とし込むことが出来た。また、「将来どのような進路を選ぶか?」という問いについて、「大学院で海外大学へ学位留学し、博士号を取得する」という進路を現実的に考えることが出来るようになった。一方で、現時点での私のアイデアは比較的研究よりであり、それを実際のビジネスモデルへと落とし込むことには苦戦した。そうではあるものの、全体を通してみると、非常に沢山の方と繋がり相談させて頂く中で、自分では得られなかった価値観を多く得る事が出来た、非常に学びある講座だった。
  • 「この授業をとってよかった。」 そう思えたのは、やはり最終発表の日だった。この授業の期間中、自分の描く未来の像がどうなっていくのか、それを考え続けた仲間たちの発表はどれも素晴らしかった。スライドは精緻に作り込まれていて、この授業にかける期待、自分の将来にかける気概がつたわってきた。この人たちと一緒の空間にいれて嬉しいと思った。
  • 本授業では、起業に関する基礎知識を座学を通じて学ぶと同時に、実際に自分の事業案を立て、発表スライドを作るまでのプロセスを経験しました。授業のハイライトは、フィードバックを受けながら何度も事業案をブラッシュアップしていった点です。自分では魅力的だと思っていたアイデアも、他者からの視点を得ることで改善点が明らかになり、課題を乗り越えていく楽しさと難しさを実感しました。最も苦戦したのは、アイデアを具体的なビジネスモデルに落とし込む段階で、収益構造やターゲット設定の説得力を持たせることでした。元々、起業に興味があり、「どのようにして事業を立ち上げるか」という流れを学びたいという思いで受講しましたが、本授業を通してその目的は十分に達成できました。今後も本授業で得た知識と経験をもとに、自分なりにアイデアを磨いていきたいと考えています。
  • ディープテック起業というこれまで触れたことのなかった領域に触れたため、事業案を作るのに悩みとても時間がかかりました。授業を通して様々な領域の方々のお話を聞くことができ、実際に起業するしないに関わらずこれからの人生において大いに参考になる経験ができたと思います。もともと起業という選択肢を持っておこうと思ってこの講座を受講したのですが、ディープリサーチ、リーンキャンバス作成等の活動によってその足がかりを得ることができたのかなと感じています。その一方でフィールドワークは結局最後まで研究室側と連絡がつかなかったり、思い通りにいかないことも多く苦戦もしました。こういったフィールドワークの連絡や事業案を作る上でのインタビュー等は授業での登壇者の方のお話にもあった通り大量の数を打って一つか二つ当たるくらいのものなので粘り強く数をこなすしか無いと感じました。
  • 活動のハイライトは、二つの「知の格闘」でした。一つは、競合と市場をExcelシートに落とし込むリサーチ課題です。ここで私は、ビジョンを支える地道なファクトの重要性を痛感し、以降の思考の基盤となりました。もう一つは、BT の石橋さんとの壁打ちです。当初ヒューマノイドロボットまで含んでいた複雑な事業案が、対話とリサーチを経て、現在の洗練された形へと「進化」したのです。 一方で、最も苦戦し、同時に最大の学びを得たのは、中間・最終発表ともに選考を通過できなかった経験です。自らのアイデアの抽象度、そしてそれを「共感を呼ぶ物語」として伝える力の未熟さを突きつけられました。しかしこの悔しさこそが、今後の私が乗り越えるべき課題を明確に示してくれました。 総じて本授業は、私に起業家としての思考の基盤をインストールしてくれた、かけがえのない経験となりました。
  • 一定のソーシャルキャピタルがある人以外への敷居が高く感じていたスタートアップへ、誰でも受け入れてくれる入門講座があるのはとても貴重だと思った。東大の中には高校で探求学習や研究をし良いアイデアを持つ可能性がある人が必ずいると思うので、こういった講座を通し大学1、2年スタートアップの選択肢を提示し大学1、2年で起業へも視野をうつすという流れを作るのはとても良いと思った。
  • この授業をきっかけにディープテックスタートアップという分野を知ることができました。AIを使ったビジネスなど全然理解することができず自分とは遠いもののように思って今まで調べていませんでしたが、この授業をとったことでこの分野がいかに可能性を秘めていて、文系がどう関わっていくことができるのかについて考えるきっかけになりました。自分の興味のある農業分野もアグリテックの活用は今後さらに必要になってくるという中で、今の時点でいくつものスタートアップがすでに動いていることも私の中では意外で自分の農業の解像度が上がったように思います。自分なりに事業案を作成してみた経験を活かして今後もFWを続けながら将来起業できるよう頑張りたいと思います。
  • この授業を通じて得たものは多く、もともと漠然として広範囲にわたっていた自分の興味が意外とつながっていることは感じることができたし、自分の生きたい新振出の学部や進路も見えてきたような気がした。なりより、この授業で出会えた多くの仲間は、きっとかけがえのない一期一会だったのだろうと思う。sushi tech tokyoにボランティアとして参加したことも、そこで高校の頃の先輩に再会したことも、この授業を取らなかったらなかっただろうと思う。最高の授業をありがとうございました。

来期以降の受講生に向けたアドバイス

  • 最後までついていくのが大変でも、チームを組むなどしてどうにか最終事業案まで持っていくべきだということです。やはり最終事業案を作ってみるという経験、またその過程で様々な人に相談したり悩んだりすることで得られる思考プロセスは大きな価値だと思うからです。
  • できるだけ授業後に発表者や講師の方に話しかけるということです。周りの熱量や考えの深い方々の話は、この講義のモチベーション維持、ひいてはこの大学で学ぶ意味を知ることができました。授業後の食事なども一緒に行かせていただくのも手段だと思います。
  • まずは、「完璧」を目指さず、とにかく「行動」することを意識することです。最初のアイデアは粗くても大丈夫です。重要なのは、早めに形にしてフィードバックをもらうこと。実際にフィールドワークに行ってみることだと思います。実際、一緒に授業していた友人は最初のアイデアはかなり粗かったですが、フィードバックとフィールドワークによってその解像度が細かくなっていました。この授業は、アイデアを叩き台として、そこからいかに洗練させていくかのプロセスを学ぶ場です。フィードバックを恐れず、積極的にアウトプットしてください。次に、多様な視点からのフィードバックを貪欲に求めることです。先ほど述べたようにフィードバックをもらうことはとても重要です。先生方やゲストの方々からのフィードバックは金言の宝庫です。技術的な側面だけでなく、ビジネス、社会性など、多角的な視点からの意見をいただける環境はとても貴重なのでぜひ活用してください。友人や家族など、専門外の人からの意見も非常に参考になります。3つ目は、「なぜ今、自分がやるのか」を深く掘り下げることです。どんなに素晴らしいアイデアでも、「なぜ今、自分(たち)がそれをやるのか」という問いに明確に答えられないと、説得力に欠けます。自分の原体験や情熱、ユニークな視点を事業アイデアと強く結びつけることで、発表に深みと説得力が生まれます。これによって、事業案が単なるビジネスプランではなく、自分自身の物語を語ることになり、事業案自体を自分がやらなければならないと思えるようになるとともに、自分自身の将来についても解像度が上がるようになります。この授業は、アイデアを飛躍的に成長させる最高の機会です。ぜひ、楽しみながら、全力で取り組んでください。
  • 事業案を作ることだけを目的とせず、授業後のディスカッションの場に参加してみたり、授業内にて紹介されたイベントに参加してみたりと、チャンスを増やすような活動も行っていけると、授業内での活動に加えて、更に豊かな経験を得ることができると、講義を終えて感じました。
  • 積極的にフィールドワークにいくこと。同じアイデアでも、何人もの異なる人へ積極的に発信すること。
  • 文系の方は正直心細いししんどいなと最初感じると思います。その中で大事なのは知り合いをいろんなレベルで見つけて自分のフィールドに持ってくることだと思います。BTのオフィスアワーや授業後のご飯会に早い段階で行き素朴で初歩的な質問をしたり講義から少し離れたフラットなところで意見を交わすだけでもだいぶ心理的ハードルが下がります。そこで仲良く語らう友達ができたら占めたものです。(実際僕はそうしてあったことチームを組んで最終発表まで行ったので…そうでなくてもやはり気軽に話せる人がいる状況が一番続けるうえで大事な気がします)講義という堅苦しい空間からヒトヒト間のコミュニケーションまで落とし込んだら積極的にいろんな大人の助けを借りましょう。案外皆さんが思ってる大人のイメージより優しくフラットな方が多い印象でした。
  • こんなにサポートの手厚い環境でディープテックスタートアップについて学び実践することができるのはここだけだと思います!この分野のプロの方をたくさん頼って授業の環境を活かしてFWにもたくさん行って将来のために有用な時間にしてほしいなと思います。
  • フィールドワークのメールは相手によっては全然返信が返ってこないことがあるので、3~5件くらい初めから送っておいて、それで足りなければ追加で別のところにメールを送る、というようにした方が良いと思います。1件ずつ返信をしばらく待っていてはすぐに授業の終わりに差し掛かってしまいます。
  • 積極的に大人の方に頼った方がいいと思います。想像以上に親身になって助けてくれます。
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  • 5月後半くらいの五月病が辛いと思うけど、そこを乗り切って、FWのアポを出すべきだと感じた。 何故なら、1ヶ月くらい先まで埋まってる可能性あるから。アポをなるべく早く出して、行けることになったらその会社の事業を調べるとかでもよかったと思った。 あと、リサーチする時に生成AIに頼りすぎないで、ネットのまとめ記事(その業界の第一人者や、政府組織(NEDOとか)、コンサルが出してる業界まとめ)を参考にすると良いと思う。GPTはよくわからん小さいスタートアップしか提示してこなかったりするから。
  • 授業中に紹介される起業家の事例や技術の背景は非常に実践的で、将来のキャリアや研究に直結する内容ばかりです。忙しくても、授業での問いかけやワークに真剣に向き合うほど得られる学びが深まります。迷ったらまず参加して、考えながら動くことを意識してみてください。
  • 時間をかけることで見えてくるものこそがこの授業の重要な点です。